夜 トイレに行かずに寝るために

過活動膀胱とは

過活動膀胱は、トイレが近い、急にがまんできないような尿意がおこる、途中でもらしてしまうなど自分の意思とは関係なく膀胱が勝手に収縮してしまう病気で、突然がまんできないほどの強い尿意が起こります。

 

通常膀胱の正常容量は約200ml〜300mlほどで、通常尿は1時間に60mlつくられ、約150mlたまると軽い尿意を、250ml〜300mlたまると強い尿意を覚えるとされていますが、膀胱の機能が低下している過活動膀胱の状態では、ごくわずかしか尿がたまっていないのに尿意を催すのが特徴です。


過活動膀胱の原因

過活動膀胱の主な原因は、脳から膀胱への指令・伝達にかかわる“神経因性”のものと、膀胱や尿道そのものの働きにかかわる“非神経因性”のものがあります。

 

神経因性は、排尿をつかさどる副交感神経に異常が起こっているため、常に膀胱が敏感な状態にあり、排尿を命ずる信号が脳から出ている状態では、畜尿機能が上手く作動せず、頻尿や切迫性尿失禁の症状として現われてきます。

 

非神経因性では、女性の場合多くは、加齢や出産によって、膀胱・子宮・尿道などを支えている骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることで、骨盤底の筋肉や骨盤底を構成するじん帯のゆるみや傷つきが原因で起こります。

 

神経因性と非神経因性以外にも、膀胱の神経が過敏にはたらいてしまう場合や、いくつかの原因が複雑にからみあって原因の特定できないものや加齢によるものもあります。

過活動膀胱を防止する方法

日常生活では、トイレをガマンせずこまめに行ったり、水分の摂り過ぎ、便秘や下半身を冷やさない、適度な運動によって適正体重を保つことを気をつけましょう。

 

また、過活動膀胱は膀胱訓練や骨盤底筋体操などで、機能の弱まった膀胱や骨盤底筋を鍛えることによって、症状を軽くすることができます。

 

膀胱訓練

排尿日誌をつけ、尿意を我慢する練習を、短い時間から始めて、排尿間隔を少しずつ時間を延ばしていきます。最終的に2〜3時間我慢できるようになりましょう。

 

骨盤底筋トレーニング

尿道・肛門・腟をきゅっと締めたり、緩めたりし、2〜3回繰り返します。
次は、ゆっくりぎゅうっと締め、3秒間ほど静止し、その後ゆっくり緩めこれを2〜3回くり返し、引き締める時間を少しずつ延ばしていきます。
肛門や腟を締める訓練をすることで、骨盤底筋を鍛え、尿道を締めることができ、過活動膀胱の症状を改善できる可能性があります。

 

関連記事 : 夜間頻尿対策にはノコギリヤシ